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症状について

傷跡

キズ跡には、色々な種類があります。
(1)赤みのあるキズ跡・赤く盛り上がっているキズ跡(ケロイド・肥厚性瘢痕など)(2)凹んでしまったキズ跡・えぐれているキズ跡(3)茶色い色素沈着がついてしまったキズ跡(4)白色(肌色に近い)のキズ跡などです。

治療

(1)赤みのあるキズ跡・赤く盛り上がっているキズ跡(ケロイド・肥厚性瘢痕など)

赤く見えているのは、毛細血管の塊のようなものです。保険診療の薬などで良くなる方もいますが、時間をかけてもなかなか良くならないこともあり、結構大変だと思います。膨らみはましになっても、赤みが残ることも多々あり、保険の薬を続けるにしても、かなり根気が必要です。ジェネシスは、不要な毛細血管をやっつけてくれるので、赤みのあるキズ跡には大変よく効きます。回数をかけて、薄く小さくしていくような感じです。同じように、赤みに効くといっても、毛細血管などに効くロングパルスレーザーでは、強すぎる可能性が高く、逆に悪化させるかもしれませんので、通常は行いません。(赤みの状態にもよります。)

(2)凹んでしまったキズ跡・えぐれているキズ跡

凹みやえぐれは、皮膚のコラーゲンがケガのダメージのせいで萎縮してしまっていたり、あるいはケガなどで、欠損してしまったことが原因だったりします。逆にコラーゲンを増やして、コラーゲンで凹みを埋めていくようにしてやれれば、凹みはやや目立ちにくくなります。当院では、シワ・タルミ治療のタイタンやジェネシスを使いますが、深くえぐれている場合は、回数がかなり必要です。10回毎ぐらいに、変化が少しずつわかる程度とお考え下さい。そんなに時間がかかるのに、これらの治療の良いところは、ダウンタイム(腫れたり、赤くなったり、カサブタが出来たり、人前に出られない時期が生じる)が全くないことと、シワ・タルミ治療の予防とメンテナンスも一緒に併せてやっていきたい方には、大変おすすめです。照射直後から普段と変わらないお化粧ができますから、誰にもばれずに治療ができます。ただ、何回ぐらいで変化を実感されるかは、お約束できません。凹んでいる程度と光やレーザーとのその方の肌の相性にも因りますし、満足するポイントも人それぞれです。かなり個人差が出る治療だと思います。ピンポイント治療・ダウンタイムが出てもいいから早く改善したい方は、他院をご紹介いたします。

(3)茶色い色素沈着がついてしまったキズ跡

色素沈着のあるキズ跡は、茶色い色素を薄くしていく治療になるので、当院では、フォトブライト治療(ライムライト+アキュチップ)をお勧めしています。ただ、手術後のキズ跡(わきがの手術や交通事故など)などは、かなり深いところまで(脂肪のあるところまで)キズ跡が及んでいることがあるため、あまり深いとフォトブライトの光が届きませんので反応せずに、治療しても色素が残ってしますことがあります。実際に治療を始めて、経過を見ないとどこまで反応してくれるのか、わからないこともあります。それでも試して見たいという方は、一度ご相談ください。

(4)白色(肌色に近い)のキズ跡

当院の光・レーザーでは、白色(肌色)のキズ跡を薄くしていくものはありません。また、白く(肌色)で凹凸があったり、折り重なっているようなキズ跡を平らにすることも、当院ではできません。妊娠線や肉割れ線などのキズ跡の幅を細く引き締めていくことは、回数はかかりますが、タイタンである程度まで可能です(+ジェネシスで、さらに質感は良くなります)。キズ跡の状態を確認しないと、タイタン・ジェネシスの適応があるかどうかはわかりませんので、試してみたい方は、一度ご相談ください。

どのタイプのキズ跡であれ、完全に消すことはできませんが、少しでも目立ちにくくしていくことは可能です。時間もお金もかかりますが、それでもしてみたいと悩んでおられるなら、一度御相談ください。